CB5の内張りを剥がしてみる
ドアの内張りを剥がすことは、慣れないと結構難しいですし、部品を壊してドアが開かなくなったりと、結構危険が一杯です。しかし、ドアの内張りを剥がせる事によって、整備や点検、そしてスピーカーの交換なんかも自分で行える状況を作ることができますので、また車いじりが楽しくなりますよね!
今回はメンバーのトラジさんと、トラジさんの愛車にご協力を頂き、ドアの内張り剥がしをしてみました。

●参考になるページ
SONY ME INFORMATION
CB5のデータはありませんが、CAR FITTINGのページにCC、UAのデータがあります。
1.用意する物
●必要な工具
・細いマイナスドライバー(写真右端のピックがあると便利です)
・内張り剥がし(金属製の物がお奨めですが、傷が付き易いという点もあります。マイナスドライバー等で代用も可能かもしれませんが、あまりお奨めでは無いです。)例:エーモン
・プラスドライバー
・他、状況に合わせて諸々


これはsnap-on製のピックツールです。内張りを剥がす際にビスを隠してあるカバーをめくったり、小さいカプラーのロックを外したりと、細かい作業をする時に威力を発揮します。とても便利な工具の一つです。
尚、先端が鋭くなっていますので、怪我をしたり、ボディーや内装に傷をつけないよう注意が必要です。

2.木目パネルを外す
左の写真は、トラジさんのインスパイア(AXi)の内張りです。まずは、木目パネルを外していきます。木目パネルはビス2本と爪で止まっています。ビスは右の写真の黒いカバーによって隠れています。赤丸の所へマイナスドライバーやピックツールを使ってこじ開け、この黒いカバーを外しましょう。外す際、カバーや周辺に傷をつけやすいので注意しましょう。
トラジさんが作業しているような感じで、カバーを外します。カバーが外れると右の写真の様にビスが2本見えてきます(赤丸)。
ビス2本を外すと、木目パネルは爪だけで止まっている状態になります。
まずは、木目パネルの下から内張り剥がしを利用しこじ開けていきます。下側の爪が外れると、簡単に上側の爪も外れます。爪が外れましたら、木目パネル自体を右の写真の様に右側へ少し引くと外れます。
次は、木目パネルのドアノブ部裏にについている部品と配線を外します。
左側の写真、赤1丸の位置にドアロックの配線カプラー、2の位置にドア開閉ロッドのジョイントがあり、ロッドとドアノブを繋いでいるプラスチックのスナップがあります。この二つを外すと木目パネルを外すことが出来ます。
しかし、ここで注意です。
配線カプラーは、「カチッ」っとロックされて止まっていますので、無理をして外してはいけません。かならずロックされている爪の部分を押しながら引き抜き、外すようにしましょう。
また、2のプラスチックスナップですが、この部品を外す際割ったり壊したりすると「ドアが開かなくなる」可能性があります私はこの部品を何度も壊し、ドアが開閉できない状況を体験していますが、整備工場ではこの部品は整備する度に交換する事になっているという噂もあるほど、壊れやすく、また非常に大切な部品です。壊さないように、また壊しても大丈夫なように予備を用意しておくのも良いですね。
木目パネルが外れましたら、次のステップへ進みましょう。


2.内張りを剥がす
CBの場合、内張りを固定しているネジは、上の写真の場所の2本です。他はクリップで止まっています。
ネジですが、まずがアームレストの裏に一つ(写真左)。そして、内張り右下端に一つです(写真右)。
ネジを外しましたら、クリップを外しましょう。クリップはドア左端にあり、内張り剥がしを利用して、クリップを外しましょう。尚、マイナスドライバーなどでも代用が可能かもしれませんが、力の入り方が内張り剥がしの方が良いです。この際、テコの原理を利用して外すことになりますので、内張り剥がしを利用するときに、内装の一部に力がかかり、変形したりすることもあります。力が入るところには布などを挟むと良いでしょう。このクリップを外せたら、内張り本体とドアのインナーパネルを外します。

さぁて、ここからは「勇気」が必要です(笑)。何故かと言いますと、ドアの内張りはさらにクリップで止まっていて、それを剥がす際「ゴフッ」っと凄い音がするからなんですね。初めてこの作業をした時は「壊れたんじゃねーの?」とかなり不安になりましたが、大丈夫でした。
まずは、今までの作業で、ドアの内張りを固定している全てのビスや、見えるクリップが外れているかどうか確認しましょう。大丈夫なようでしたら、内張り剥がしと布を使って、内張りを剥がしていきましょう。一つ外れれば手が入る隙間が出来ますので、手で内張りを手前に引いて外していきます。内側のクリップ全てが外れたら、ドアを上に持ち上げ、内張りをとります。しかし、この際写真右のように、配線がドアのインナーパネルと内張りに繋がっています(カプラー三個)。全て、爪を押しながら引き抜くと、内張りが外れますね♪

3.取れたぁ〜〜♪
ちゃんと外れましたでしょうか??
車の内張りって、こんな風になっているのですねぇ♪
これさえ外すことが出来れば、スピーカーの交換も出来ますし、配線なんかも出来るようになったりして、イジリの幅が広がりますね♪
尚、元に戻す場合は、基本的に今までやってきた順番を逆に辿っていけば良いのですが、ドアの開閉ロッドや配線カプラーをしっかり繋いでください。そして、作業後は必ず各部の確認を行いましょう。

ドアの内張り剥がしって
私はこの車を購入してすぐに内張りを剥がしたことがあったのですが、その時は何の知識も経験もありませんでしたので、プラスチックの部品なんかを壊してドアが開かなくなったりした事があります。
車の部品って、細かい部品でもそれが超重要な部品だったりする場合がありますから、作業には十分注意をしなければいけませんね。
作業自体は決して難しいものではないのです。しかし、コツや経験や順序など、きっちり覚えていかなければいかないことがあるのも事実ですし、間違えば壊してしまう可能性もあります。
今回、トラジさんは初めてご自分で内張りを剥がしたのですが、最初はとても慎重になっておりましたし、30分位の作業時間でした。しかし、元に戻すときも、他の日に作業をした時も慎重にやっておられたようですし、コツも掴んだとの事でしたので、やはりこういう作業は慣れが必要ですね。
初めてやるときは、くれぐれも慎重に行いましょう!

最後に、撮影に協力してくださった、トラジさん(No.172)、トラジさんの愛車さん、ありがとうございました!
私が書いた文とか図、説明用の写真などを参考にして作業を行い、トラブルが起きたり、損害が起きても私は責任を負えません。作業は必ず作業者が責任を持ってやってください。
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